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-心くつろぐHYGGEな時間-
こころぐ vol.9

2024.09.01

-心くつろぐHYGGEな時間- こころぐ vol.9


忙しいときほど少し立ち止まって
穏やかに過ごすリラックスタイムを

「心までハレにするMarisa Grace(マリサグレース)」と 「忙しい女性を応援するSTORY(ストーリー)」から生まれた、暮らしにまつわるモノやコトを紹介するコラムです。北欧デンマーク発祥の「ヒュッゲ」という価値観を取り入れながら、心くつろぐ時間をお届けします。


厳しい暑さはまだまだ続きそうですが、かすかに秋の気配を感じる今日このごろ。朝夕は涼しい日があったかと思えば、真夏が戻ってきたかのような暑い日もあって、自律神経の乱れから体調を崩す人も多いのではないでしょうか。そんな季節の変わり目は、リラックスできる時間をいつもより多く持ちたいもの。そこで、空間づくりのプロであるインテリアスタイリストの村上直子さんに、こころぐ時間や空間づくりのヒントを教えてもらいました。

1、植物の力で癒しの空間を



緑のある暮らしは、空間を彩ってくれるだけでなく、過ごす人の気持ちも穏やかに癒してくれます。「植物はスタイリングの仕事でも欠かせない大切な存在」という村上さん。目や手間をかけた分、素直な反応を返してくれるので、育てる喜びを感じることもできます。



お部屋にいきいきとした活気をプラスしてくれる植物たち。バランスよく飾るコツをお聞きすると「植物を置くときは、平面に並べるより高低差をつけて並べるとこなれた印象に。鉢の色や形をすべて揃えてしまうと、置き場所を変えたり、新しい植物を増やしたりしにくくなるので、あえていろいろな種類を集めています」とのこと。



つるが伸びるような植物は、高い所から吊るす「ハンギング」という手法を使うことで空間に変化が生まれます。植物にとって居心地の良い場所と、自分が置きたい場所のバランスが大切だそうなので、家にお迎えする前に、どこにどのように飾るかをイメージしておきたいですね。

2、香りと灯りで心をほぐす



香りには心と体をすっとときほぐすような効果があります。「キャンドルは、家事が終わって一息つくときや仕事に集中したいときなど、日常的におしみなく使っています」と村上さん。インテリアとして飾っておくだけでも素敵なキャンドルは、トレイにのせてすぐに使える場所にスタンバイ。ゆらめく炎を見ているだけでもリラックスできるので、このまま寝室に持っていくこともあるそうです。

ヘトキネン ベジキャンドル(マリサグレース)



火や電気を使わず、空間に心地よい香りをもたらしてくれるリードディフューザー。玄関におけば、ディスプレイのアクセントになるだけでなく、帰宅したときいつもいい香りで出迎えてくれます。

ヘトキネン ディフューザー(マリサグレース)



静かで落ち着いた時間を過ごしたくなる秋の夜長。備え付けの照明を消して間接照明を灯してみると、いつもの空間がくつろいだ雰囲気に変わります。「夜は間接照明とキャンドルで、質の良い眠りにつくための環境を整えるように心がけています」というように、1 日の終わりにリラックスタイムをつくることで、明日のモチベーションアップへとつながっているようです。

3、ティータイムでほっと一息



仕事や家事の合間のティータイムでリラックス。ほっと一息つける時間をつくることで、心の余裕につながります。長時間適温のまま楽しめるティーウォーマーを使って、お茶の香りやキャンドルのゆらめきを楽しんでいる村上さん。そんな五感を満たしてくれるティータイムは、心に潤いをもたらしてくれるでしょう。



家の中に小さなカフェコーナーや自分だけの特等席をつくることで、ティータイムやコービーブレイクの時間が特別なものに。すぐ手に届くところに雑誌を収納し、実用性とおしゃれさを兼ね備えたコーナーになっています。


(さいごに)

仕事や家事に追われ、忙しい日々を過ごしていると、どうしてもリラックスできる時間が減ってしまいますよね。忙しい毎日だからこそ、無理をせず、心と体をゆるめる時間が大切。灯りや香りに癒されたり、手を休めてティータイムにしたり、少し肩の力を抜くだけでも、リラックスモードに導いてくれるはずです。自宅でゆったりエネルギーをチャージして、明日もまた元気に過ごしましょう。

プロフィール



村上直子さん
整理収納アドバイザー、インテリアスタイリスト。「アフタヌーンティー・リビング」勤務後、結婚出産を経て、現在は装飾美術、コンサルティング、インテリア雑誌のスタイリング、雑貨販売などを行う。著書に「子どもとすっきり暮らすシンプル収納ルール(PHP 研究所)」がある。
Instagram:@kikiuchireset


撮影:竹下アキコ

取材・文:鞍田恵子

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