-心くつろぐHYGGEな時間- こころぐ vol.14
東京・神楽坂で見つけた、
“普通の本物”に出合える雑貨店
心までハレにするファッションブランド「Marisa Grace(マリサグレース)」から生まれた、暮らしにまつわるモノやコトを紹介するコラム「こころぐ」。北欧デンマーク発祥の「ヒュッゲ」という価値観を取り入れながら、心くつろぐ時間をお届けします。
最新スイーツのお店から老舗の料亭まで多くのお店が軒を連ねる街、東京・神楽坂。そんなレトロとモダンが混在する神楽坂に、地元民に親しまれる雑貨店があります。
ここは“普通の本物”をコンセプトに日本の良いモノ、作り手の顔が見えるモノをセレクトする「神楽坂プリュス」。定期的に企画展やポップアップも行われているので、いつ足を運んでも新たな出合いや発見があります。
東西線・神楽坂駅より飯田橋方面に歩くこと2分。街のメインストリートである神楽坂通りを進むと見えてくる和モダンな店構え。
特別感がありながら、実用的で日々の暮らしを快適にしてくれる商品がずらりと並ぶ店内。
取り扱う商品は、作り手に会って話を聞き、納得いくものだけを取り揃えているといいます。それだけに商品知識が豊富で、店内のPOPからも本当に良いものをお届けしたいという思いが伝わってきます。
神楽坂たぬき堂の米菓
「神楽坂たぬき堂」は、神楽坂プリュスのオリジナルブランド。腹が白い(腹黒くない)たぬきのように正直に、他を抜く(たぬき)美味しさを追求しているとのこと。神楽坂在住のグラフィックデザイナー海老沢えみさんによるパッケージデザインもおしゃれで、手土産や贈り物にもおすすめです。
数ある米菓のなかでも人気ベスト3がこちら。一番人気のお座敷あられは、40種類のあられが入っていて、さまざまな味や食感が楽しめます。
お座敷あられ648円、珈琲&アーモンドつくね820円、山椒昆布つくね741円
P.マスタード
和洋中問わずどんな料理にも相性抜群の万能粒マスタード。チキンやウィンナーはもちろん、納豆や卵かけご飯など、意外な組み合わせにハマる人も多いといいます。チューブタイプの容器は最後まで使い切りやすく、食べ方の参考になるリーフレットつきなのも魅力です。
P.マスタード1,080円(プルストカフェ=風味制作所)
NISHIGUCHI KUTSUSHITAの靴下
神楽坂プリュスの看板商品「NISHIGUCHI KUTSUSHIT」の靴下。奈良の老舗靴下メーカーならではのこだわりが詰まった、履き心地がよくデザイン性の高い靴下が揃っています。今シーズンのテーマカラーは赤。暗くなりがちな冬のコーディネートをパッと明るくしてくれます。
フラワーベース
花の魅力を引き立てるガラス製の花瓶。シンプルで万能なものから、並べておくだけでサマになるカラフルなものまで充実のラインナップ。プチプラなので、「花は好きだけれど、生けるのは苦手」という人でも、気軽に花のある暮らしを楽しむことができます。
職人醤油
厳選された全国各地100以上の蔵の醤油を100mlのボトルに詰めて販売する「職人醤油」。小容量で気軽に味比べをすることができます。ボトルは統一されていても個性はさまざまなので、お気に入りの一本を見つけてみませんか。
「職人醤油」オリジナルの手提げ袋。醤油がぴったり2本入るサイズで、プチギフトにぴったり。しっかりした仕立てで小物入れとしても使えます。
手提げ袋440円(醤油は別売り)
レンタルスペース「カグラザカヒトトハコ」
神楽坂プリュスを訪れたら立ち寄りたい「カグラザカヒトトハコ」。こちらは神楽坂プリュスが運営するレンタルスペースで、神楽坂通りを朝日坂に曲がって32歩ほどのところにあり、作品展、ワークショップ、物産展など、さまざまなイベントが行われています。
取材時に行われていたのは、吉川千香子さんの陶展。日本のみならず海外でも活躍し、世界中のファンを魅了し続ける吉川さんの作品は、どれもユニークで愛らしく、見る人の心を惹きつけます。
(現在、こちらの展示は終了しています)
(さいごに)
都心にありながら、古き良き和の雰囲気を味わえる神楽坂。ショップやカフェだけでなく、由緒ある神社や歴史的な趣を感じる石畳の小道など、気の向くままに歩くだけでも楽しめるスポットがいっぱい。
そんな神楽坂に「美味しい」と「楽しい」を探しにいきませんか?
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
神楽坂プリュス
東京都新宿区神楽坂6丁目58
定休日:水曜日
営業時間:11:00〜19:00
https://www.kagurazakaplus.jp
撮影:竹下アキコ
取材・文:鞍田恵子