-心くつろぐHYGGEな時間-
こころぐ vol.22
都心から約1時間。海と山に囲まれた
自然豊かな葉山に新しいカフェが誕生!
心までハレにするファッションブランド「Marisa Grace(マリサグレース)」から生まれた、暮らしにまつわるモノやコトを紹介するコラム「こころぐ」。北欧デンマーク発祥の「ヒュッゲ」という価値観を取り入れながら、心くつろぐ時間をお届けします。
古くから由緒ある別荘地として知られ、近年ますます人気が高まっている葉山。海と山に囲まれ、豊かな自然と洗練された文化が調和する穏やかな街です。都心からのアクセスがよく、思い立ったらすぐに行ける気軽さも魅力です。今回は、神奈川県藤沢市から葉山に移転し、ニューオープンした「cafe & bar FIKA」をご紹介します。
昼はカフェ、夜はバーとして今年9月にオープンしたばかりの「cafe & bar FIKA」。引き戸をスライドさせて店内に入ると、すぐに目に入るオープンキッチンのカウンター席。決して広いとはいえないけれど、なぜか窮屈さはなく、むしろゆったりとした心地よさがあります。「人と会うことも、人と人が繋がっていくことも好き」というシェフの田原 歩さん。葉山に移転したのも縁とタイミングだといいます。
カフェタイムは、コーヒー、紅茶に加え、スイーツや軽食を提供。その日によってメニューは異なり、「材料があれば、できる範囲でリクエストに応えますよ」とのこと。
なす、おくら、ベーコンを使ったトマトソースのリガトーニは、素材の味を生かした毎日食べたくなる味わい。昼だけでなく、バータイムもオーダーできて美味しくお腹が満たされます。
野菜はすべて地元で採れた新鮮な葉山野菜や三浦野菜。「季節や仕入れに合わせて、その日のメニューを決めています」と田原さん。食材を無駄にしないように、季節の移り変わりを感じながら調理法を変えているのだそうです。
店名の「フィーカ」とは、甘いものを食べながらコーヒーを飲むという意味のスウェーデン語。仕事や家事の合間に一息入れたくなったら、イチゴの自家製アイスクリームと美味しいコーヒーで、こころぐ時間を楽しんでみませんか。
17時半からはお酒が楽しめるバータイムに。この日のおつまみは、かぼちゃのサラダ、トマトとしらすのブルスケッタ、砂肝ときゅうりのマリネの3種盛り。日替わりで好きなおつまみを選ぶことができます。
イチゴ、マンゴー、ブルーベリーなどのフローズンフルーツがたっぷり入ったフルーツティー&ソーダは、移転する前から人気のメニューでテイクアウトもできます。お酒が飲めない人でも、バー気分が楽しめるドリンクです。
(さいごに)
「カウンターがV字なので、お客様どうしの距離が近すぎず遠すぎず、自然な会話が生まれるのがいいなと思っています」と田原さん。新たな地でも、cafe & bar FIKA を通じてまた数々の物語が生まれていくでしょう。葉山を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
cafe & bar FIKA

住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内725-7
定休日:水曜日(都合により変更する場合がありますのでInstagramをご確認ください)
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:00(L.O.20:30)
Instagram:@hayama.fika
撮影:竹下アキコ
取材・文:鞍田恵子