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日々の暮らしに”ハレの日”を
ハレのコト。vol.5

2023.08.01

日々の暮らしに”ハレの日”を
ハレのコト。vol.5


リフレクソロジーで日々の疲れを癒し、
地に足をつけて揺らいだ心と体を整える。

「心までハレにするMarisa Grace(マリサグレース)」と 「忙しい女性を応援するSTORY(ストーリー)」から生まれた、 日々の暮らしをちょっとだけ特別にしてくれる“ハレのコト”をご紹介するコラムです。

本格的な夏の到来。燦々と降り注ぐ太陽と澄みわたる青空の下、開放的な気分に浸れる季節ですが、お盆を過ぎると夏もいよいよ終盤。疲れやだるさなど、体の不調を感じやすい季節がやってきます。そこで、今回は神奈川県逗子市にある欧米式リフレクソロジールーム「フラットフット」にお邪魔し、身体のケアについて店主でリフレクソロジストの鎌田明子さんにお話をうかがいました。

[リフレクソロジーとは]



「リフレックス(反射)」と「ロジー(学問)」を合わせた「反射学」のこと。足の裏や手のひらには全身の臓器や器官とつながる「反射区」があり、この反射区を刺激することで、つながりのある臓器や器官に作用し、自然治癒力や新陳代謝を高め、リラクゼーションをもたらすといいます。
「フラットフット」で行われているのは、グラウンディングを意識した欧米式リフレクソロジー。グラウンディングとは、地に足をつけた状態のこと。体の土台である足をケアすることで、グラウンディングしやすくなり、肉体的にも精神的にも安定してブレにくくなるのだそうです。

 

逗子駅から国道沿いを歩いて約10分。クレープ屋さんと民家の間の狭い路地を入ったところに「フラットフット」はあります。初めて訪れる人は「この道でいいのかな?」と少し戸惑うかもしれませんが、路地を入るとすぐ足形のオブジェが目に飛び込みます。よく見るとこのオブジェ、シーグラスと流木で作られていて、ここが海の近くだということを思い起こさせます。

 

サロンを始める前は、都内でアパレル関係の仕事をしていた鎌田さん。「日々の暮らしの中で、いつも自然を感じていたい」と移住先に選んだのが逗子でした。
移住してから数年後、アロマテラピーに興味を持ち、すぐに勉強を始めたといいます。資格を取得すると「まずは香りより施術で人を癒したいと思っていたので、台湾式リフレクソロジーのサロンで技術を磨きながら、欧米式リフレクソロジーの勉強もしました」。アロマテラピーに興味を持ってからわずか3年。駆け足でサロンオープンに漕ぎ着けたといいます。
「自分の年齢を考えて、いつまでに資格をとって、いつまでにサロンをオープンするというビジョンがありました。職種は違えど、アパレルの会社でたくさんのことを学び、本当に感謝しています。」という言葉から、コツコツと技術と知識を身につけ、実績を重ねてきたことがうかがえました。

 

店内に入ると、ユーカリとローズマリーのフローラルウォーターのいい香りが迎えてくれました。ユーカリの葉は、自宅の庭で育てたものだそうです。

 

もともとここは、カメラマンであるご主人が事務所として使っていた古民家の一室。サロンをオープンするにあたり、自分たちで壁を塗ったり、使わなくなった障子をもらってきてリサイズしたりしたそうです。「海をイメージして壁やカーテンはブルーに。気持ちが落ち着く色なので、お客様にゆったりしてもらいたいという思いもありました」

 

店内のあちこちにある足をモチーフにした作品は、ご主人が花びらやハーブをコラージュして撮影したもの。素敵な作品ですねとお伝えすると、「足の形を表現するのが、どんどん上手くなってるんですよ」と笑う鎌田さん。聞けばご主人もリフレクソロジストで、予約をすれば、ペアセッションを受けることもできるそうです。

[リフレクソロジーの流れ]

Step1 着替えをする

まずは、Tシャツとタイパンツにお着替え。「ウエストの締めつけがなく、どんな体型のお客様にもストレスなく穿いていただけます。色は、壁の色に似合うグリーン系を選びました」



タイパンツといえば、日本ではヨガやアウトドアなどでも着られるおしゃれアイテム。腰ひもが縫いつけられているほうを後ろにして脚を通し、余った布を前でたたみ、腰ひもを結んで穿きます。

 

Step2 足浴で足を温める

着替えが済んだら足浴で足を温めます。施術前に血流を改善することで、リラックス効果も得ながら施術の効果も高めることができるといいます。



この日、足浴に入れたのはサロンの庭で摘んだフレッシュなローズマリー。抗菌作用の高いティートゥリーの精油も数滴たらすことで、部屋中にいい香りが立ち込めます。ローズマリーには、リラックス効果の高い成分「a-ピネン」が多く含まれているそうです。

 

その日の体調、疲れ具合、気になる部位などの話を聞きながらカウンセリング。体調や要望に合わせてオイルを選んだり、足の状態からわかることをアドバイスしたりすることもあるそうです。

 

Step3 ティンシャを鳴らす

施術を始める前に、ティンシャを鳴らして空間を浄化します。ティンシャとは、チベット密教僧が祈りや瞑想、儀式に使う法具。「ヒーリングベルとも呼ばれ、瞑想しているときと同じ周波数で、癒しをもたらしてくれます」

 

Step4 オイルやクリームを塗る

オイルやクリームを塗ることで肌のすべりをよくし、摩擦を軽減するだけでなく、心地よい香りに包まれながら保湿ヘア。この日使われたのは、ラベンダーの香りのクリーム。「ラベンダーの香りには、リラックス効果をもたらし、副交感神経を優位にする力があります」

 

Step5 左足から施術

欧米式リフレクソロジーでは、心臓の反射区のある左足から施術を始めます。点で刺激する足つぼマッサージに対し、リフレクソロジーは面で捉え、刺激を与えるため、痛みはほとんどなく心地よく感じられるといいます。



「親指でキュッとポイントプレスもしますが、親指を尺取虫のように動かすサムウォークという手技を用いながら、自分自身の体も動かして体重をのせていきます」。そうすることで、心地よい刺激を与えられるだけでなく、施術する側も疲れにくくなるのだそう。「押したり引いたりしながら、お客様の力も借りています」そう聞いて、鎌田さんが施術を「セッション」と呼ぶ理由が納得できました。



靴で押さえつけられ、縮こまった足の指を開くことで、血行がよくなり、冷えやむくみ改善に効果があるそうです。「足指をしっかり動かすことができると、しっかり大地を捉えることができるようになります」

 

Step6 右足を施術

右足も、左足と同様に施術していきます。たとえば、右足に肝臓の反射区、左足に心臓の反射区というように、反射区は左と右の足で異なるのだといいます。



足首まわりや足の甲はリンパの滞りを改善するのに重要な部位。「サークルモーションという手技で、1本1本の足の骨に指を当て込むように施術します。私自身、むくみやすい体質なので、むくみに悩むお客様のお気持ちがよくわかります」

[体験者の声]



「顔や脚がむくみやすく、最近は胃腸が疲れ気味でしたが、瞑想したみたいにすっきりしました。とくに気持ちよかったのは足の甲。理由を聞くと、足の甲が凝り固まっていると脚がむくみやすいのだとか。施術中、お腹がキュルキュル鳴り出したのですが、胃や腸の反射区に触れたことで胃腸が活発に動き出した証とのこと。まるでリモコンをピッと押したように動き出すのだそうです。ふだんから着圧ソックスで脚のむくみをケアしていましたが、足の甲のセルフケアを教わったので、家でもやってみようと思います」

欧米式リフレクソロジールーム フラットフット


住所:神奈川県逗子市桜山2-3-44 ヒロタテラスA-2
電話番号:070-6471-0305
営業時間:火・水・土・日曜日10時OPEN 17時CLOSE
(前日18時までにご予約の場合、19時から最終セッションスタート)
定休日:月・木・金曜日
Instagram@flatfoot_reflexology




撮影:竹下アキコ

取材・文:鞍田恵子