日々の暮らしに”ハレの日”を
ハレのコト。vol.7
大人も子どももワクワク♪ 粘土遊び感覚で作れる
かぼちゃキャンドルでおうちハロウィンを楽しもう
「心までハレにするMarisa Grace(マリサグレース)」と 「忙しい女性を応援するSTORY(ストーリー)」から生まれた、 日々の暮らしをちょっとだけ特別にしてくれる“ハレのコト”をご紹介するコラムです。
10月に入ると、街は一気にハロウィンモードに。おうちでも家族や友人たちとハロウィンを楽しみたいですよね。
そこで、キャンドル作家ユニット「Mai yah Hi」主催のワークショップにおじゃまして、かぼちゃキャンドルの作り方を教えてもらいました。
たくさん作って並べれば、お部屋の雰囲気づくりができるだけでなく、火を灯して素敵なハロウィンナイトを演出することもできます。
キャンドル型を使わず、手ごねで作れるので、粘土遊び感覚で自分だけのオリジナルキャンドルを作ってみませんか。
[かぼちゃキャンドルの作り方]
【材料(かぼちゃキャンドル1個分)】
・パラフィンワックス(融点47℃)85g
・キャンドル用顔料
・キャンドル芯(ロウ引き)
【道具】
・ホーロービーカー
・IHクッキングヒーター
・温度計
・はかり
・割り箸
・竹串
・ラップ
・バット
・はさみ
1.パラフィンワックスをホーロービーカーに入れ、加熱して溶かします。高温になると引火したり酸化したりする恐れがあるので、90℃以上にならないように注意!
2. 別のホーロービーカーに溶かしたパラフィンワックス80gとキャンドル用顔料を少量入れ、割り箸でかき混ぜます。残ったパラフィンワックスは、かぼちゃのヘタ用にとっておきます。
3.かき混ぜながら冷ましていきます。
4.水けがなくなってきたら、ラップを敷いたバットの上に取り出します。
5.茶巾のようにラップをキュッと絞り、竹串で筋を入れます。
6.ラップをはずし、手や竹串でかぼちゃの形に整えます。
7.残りのパラフィンワックスでヘタの形を作り、かぼちゃの上にのせます。
8.中央に竹串を刺して穴をあけ、キャンドル芯を通します。
9.裏側に穴をあけ、キャンドル芯の端を差し込みます。こうすることで芯が抜けにくくなり、底が平らになります。
10.キャンドル芯を竹串に巻きつけ、カールさせて出来上がりです。
(使用上の注意)
・火を点ける前にキャンドル芯を1㎝くらいにカットしてください。
・キャンドルホルダーや不燃性の受け皿の上で使用してください。
・火を点けたら、キャンドルの側を離れないでください。
・長時間、燃焼させないでください。
・変形や変色の恐れがあるので、直射日光が当たる場所に保管しないでください。
[アレンジ]
1〜4と同様にパラフィンワックスをラップに包んだら、手でオバケの形に成形し、アクリル絵の具で顔を描きます。キャンドル芯をつける場合は、8〜10と同様に仕上げます。
[ワークショップの様子]
緻密に作るのもあり、自由に作りたいものを作るのもありなので、大人も子ども夢中になれます。
[完成した作品]
複数個に分けたり、ビビッドな色にしたり、みなさん思い思いに楽しんでいました。
ヘタの青をアクセントにしたかぼちゃキャンドル。ちょっといびつだったり、筋が均等でなかったりするのも、大人には真似できない唯一無二の魅力です。
手でよくこねてきれいなピンク色に。まるで和菓子の練り切りのような美しい造形に仕上がっています。聞くところによると、何度もワークショップに参加されているそうです。
小さく3つに分けて作ったキャンドルは、トレイに並べて飾ったときのバランスが絶妙。筋の部分まで黒く着色したキャンドルを使っているところに細やかさを感じます。
[教えてくれたMai yah Hiのお二人]
花材やグリーンをセレクトする松本麻衣子さん(左)とキャンドル作家の中村仁美さん(右)によるユニット。個々にキャンドルづくりをしていたそうですが、アートイベントへの出展をきっかけにユニットとして活動するように。
「キャンドルづくりの魅力は、好きな色を組み合わせたり、自由に形を作ったりできるところ。こんなキャンドルがあったら面白いなと想像を膨らませることができます」と中村さん。
神奈川県横浜市を中心に活動するMai yah Hiのお二人。「不定期ですが、ワークショップを開催しています。こんなものを作ってみたい!というリクエストにもできるだけお応えしますので、お気軽にInstagramのDMやコメントからお問い合わせください」。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使った、季節を感じられるキャンドルづくりも好評なので、ワークショップに参加して、作る楽しさと家で火を灯す癒しの時間を味わってみてはいかがですか。
Instagram@mai_yah_hi
大豆由来のソイワックスを使ったキャンドル。やさしい乳白色が特徴で、100%ピュアなソイワックスは空気を浄化する作用があるといわれています。
「植物を入れたボタニカルキャンドルには、季節に合わせたドライフラワーやプリザーブドフラワーを閉じ込めています」。
羽の生えたハートと多肉植物の寄せ植えをモチーフにした、壁に飾るキャンドル。展示会に合わせて制作された作品で、あえてキャンドル芯を使わず、見て楽しむために作られたそうです。
大理石のようなモノトーンのグラデーションが、インテリアに特別感を与えてくれます。
撮影:竹下アキコ
取材・文:鞍田恵子
撮影協力:
きばらし鍼灸マッサージ
Instagram @kibarashi_shinkyu_massage
chant
Instagram @chant_yokohama