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-心くつろぐHYGGEな時間-
こころぐ vol.8

2024.08.01

-心くつろぐHYGGEな時間- こころぐ vol.8


さっぱり美味しい!「梅酢」のパワーで
食欲を高めて、夏の疲れを解消!

「心までハレにするMarisa Grace(マリサグレース)」と 「忙しい女性を応援するSTORY(ストーリー)」から生まれた、暮らしにまつわるモノやコトを紹介するコラムです。北欧デンマーク発祥の「ヒュッゲ」という価値観を取り入れながら、心くつろぐ時間をお届けします。


暑い日が続くと、食欲が低下して食事をおろそかにしてしまいがち。
しかし、夏バテを防止するためにはしっかり栄養をとることが大切!
そこで、クッキングコーディネーターの山路恵美さんに、梅酢を使った「蒸し鶏と豆腐のサラダ」の作り方を教えてもらいました。梅酢のさわやかな酸味が食欲をそそり、汗をかいて失ったミネラルを補ってくれます。ヘルシーなのに食べ応えもバッチリで、暑くてなるべく火を使いたくないときにもおすすめのレシピです。



梅酢とは、梅を塩漬けにしたときに梅から出るエキスのこと。その存在は知っていても、料理に使ったことがない人も多いのではないでしょうか? 梅酢は梅干しの副産物なので、塩味があり、野菜を漬けたり、肉や魚に下味をつけたり、万能調味料として活用できます。夏バテ解消に不可欠なミネラル、アミノ酸、クエン酸をたっぷり含んでいるので、この夏、梅酢のある生活を始めてみませんか?


●蒸し鶏と豆腐のサラダ(材料2人分)
鶏ささみ肉・・・3本
木綿豆腐・・・1/2丁(厚みを半分に切る)
ナス・・・小1本
アボカド・・・1/2個
大葉・・・5枚
みょうが・・・1本
水菜・・・1/5ワ(4㎝に切る)
★梅酢・・・大さじ1
★水・・・大さじ1
★砂糖・・・ひとつまみ
★豆乳・・・小さじ1
☆ごまペースト・・・大さじ2
☆水・・・大さじ5
☆梅酢、砂糖、しょうゆ・・・各大さじ1
塩・・・少々
ごま油・・・少々
しょうゆ・・・少々
白ごま・・・少々
梅酢・・・少々
エディブルフラワー・・・お好みで

[豆腐を水切りする]



豆腐全体に塩をふり、厚手のキッチンペーパーに包んで2〜3時間冷蔵庫に入れる。
point
豆腐の上に平らな皿を置き、その上に重しになるものをのせると放置時間を短縮できる。

[鶏ささみを茹でる]



鍋に水を入れて沸騰させ、火をとめる。鶏ささみ肉と★を耐熱ポリ袋に入れ、沸騰させたお湯に入れて10分置く。
Point
鶏ささみ肉は冷蔵庫から取り出し、常温にしておく。豆乳を入れることでパサパサを防ぐことができる。

[手で裂く]



お湯から上げ、粗熱をとったら繊維に沿って手で細かく裂く。
Point
中まで火が通ってなかったら、再度、沸騰させたお湯に入れる。

[ナスを炒める]



ナスを6等分のくし切りにする。フランパンにごま油を熱し、サッと炒めたら塩をひとつまみふる。皿などに取り出し、熱いうちにしょうゆをからめる。

[大葉を切る]



中央の太い軸を切り落とし、太めの千切りにしてから正方形になるように切る。
point
正方形に切ることで、具材やドレッシングとからみやすくなる。

[アボカドを切る]



アボカドを薄くスライスし、梅酢をからめる。
point
梅酢に含まれるクエン酸の効果で変色を防ぐことができる。

[みょうがを切る]



みょうがを粗くみじん切りにし、水にさらしてアクを抜く。
point
水にさらしすぎると香りがとんでしまうので、30秒ほどでOK。

[ドレッシングを作る]



☆を混ぜ合わせてドレッシングを作る。

[盛りつけ]



半分に切った豆腐の上に鶏ささみ肉を盛りつけ、大葉とみょうがをのせる。ナス、アボカド、水菜を添え、白ごまをふる。食べる直前にドレッシングを和える。

グスタフスベリ ADAMプレート22cm(マリサグレース)

梅酢は水や炭酸水で割って飲むこともできます。冷房で体が冷えたときには、お湯で割ってホッとこころぐ時間をお過ごしください。

グスタフスベリ BERSAティーカップ&ソーサー(マリサグレース)


(さいごに)

「梅酢は“調味料のさしすせそ”にプラスしてもいいくらい万能です。夏のおでかけに水で薄めた梅酢をボトルに入れ持ち歩くと、疲労回復効果が期待できますよ」と山路さん。梅酢を入れてお米を炊くと、ふっくら美味しくなってご飯が傷みにくくなるといいます。料理だけでなく、水で薄めてうがいをしたり、クエン酸効果でキッチンの水垢を掃除したり、いろいろな使い道もあるので、日頃から常備しておくと重宝します。

[教えてくれた山路恵美さん]



プロフィール
“料理のひと”として、幅広く料理の仕事に携わるクッキングコーディネーター。栄養士の資格を取得後、調理実習の助手や栄養学や調理理論などの講師として調理師専門学校に在職。その後、料理家のアシスタントやフードコーディネーターの在籍する会社を経て独立。現在は、自然栽培の素材にこだわった味噌、梅干し、柚子胡椒づくりのワークショップにも力を入れている。
https://www.yamaji-emi.com


撮影:竹下アキコ

取材・文:鞍田恵子

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