近年、実店舗を持たないスイーツブランドが増加しています。マルシェやイベント出店、ネット販売など、そのスタイルも多様化。季節によって扱うものが違ったり、購入できる場所が限られたりするけれど、手に入りにくいからこその特別感が味わえます。

その中で今回は、カラダにやさしい素材にこだわった洋菓子店「Moiira（モイラ）」をご紹介します。「いちばん大切にしていることは、美味しいこと。そのうえで、できるだけグルテンフリーやオーガニックの素材を使用しています」。そう話すのは、Moiira のパティシエ 橋本和加子さん。
大正ロマンをコンセプトにした、素朴でありながらどことなく優雅な洋菓子は、合成添加物は使わず、素材そのものの良さをダイレクトに楽しむことができます。

グルテンフリーとは

グルテンとは、小麦粉に水を加えてこねることで絡み合ってできた成分のことで、グルテンを含む食品の摂取を控える食生活をグルテンフリーといいます。グルテンには食品をふっくらさせたり弾力を持たせたりする性質があり、パンやケーキなどのモチモチ感ややわらかさはグルテンによる作用です。食べ物を美味しくする効果があるグルテンですが、体内で消化されにくいため、体へのさまざまな悪影響も指摘されています。

和栗のモンブラン

和菓子に使われるような上質な和栗を使ったモンブラン。たっぷりのせたモンブランクリームはミルキーな味わいが特徴。有機ホワイトチョコレートが隠し味になっています。オーガニックの小麦粉を使ったアーモンドタルトは、菜種油を使うことでサクサクほろほろの食感に。中には米粉のカステラが入っています。

和栗のモンブラン 950 円

ラムレーズンサンド・チョコレートケーキ

カルピス発酵バター、有機黒糖、有機バニラで作ったバタークリームに、ラム酒に漬け込んだ有機レーズンを加え、米粉のほろほろクッキーで挟んだグルテンフリーのラムレーズンサンド。冷凍して食べると、口の中でバターが溶けてコクや香りが広がります。
チョコレートケーキは、カカオ 61％の有機チョコレートを使用。常温はもちろん、冷やして口溶けを楽しむもよし、温めてアイスクリームをのせてもよし。ワインにもよく合います。

有機ラムレーズンサンド 500 円、チョコレートケーキ 550 円

林檎の薔薇タルト

酸味のある紅玉をオーガニックシュガーでキャラメリゼし、バラ状に成形して焼き上げたタルト。焼いたあとにオーガニックのレーズンをトッピングし、甘味、酸味、苦味が絶妙なバランスに。ザクザクとした厚めのタルトにアーモンドクリームがたっぷり詰まっていて、繊細な見た目ながら食べ応えもあります。

林檎の薔薇タルト 650 円
※仕入れ状況により林檎の種類がかわる場合があります。

白いちじくのスパイスタルト

たっぷりのアーモンドクリームに、有機白イチジクやキャラメルソースをのせて焼き上げたタルト。口に入れると、アーモンドの香ばしさやラム酒とオーガニックスパイスに漬け込んだイチジクの香りがふわっと広がり、複雑な余韻を残します。

白いちじくのスパイスタルト 650 円



焼き上がったお菓子をいちばん美味しい状態で密封。焼き菓子は生ケーキと比べて常温で日持ちするので、手土産や贈り物にもピッタリです。

※商品の価格はすべて税込みです。
※掲載した情報、商品の価格は取材時のものです。

（さいごに）

こころぐ時間に欠かせない、美味しいおやつ。三度の食事と違って「絶対これがなきゃ」というものはないけれど、ホッと一息つき、おやつを食べながらコーヒーを飲む時間は、至福のひとときですよね。せっかくおやつを楽しむなら、上質で安心、安全な素材を使った Moiira のお菓子で、カラダにやさしいおやつ時間を楽しみましょう。

洋菓子 Moiira パティシエ 橋本和加子さん

横浜・山手のケーキ店で店長として勤務した後、フレンチ、イタリアンのレストランでパティシエとしてケーキ業務全般に従事。2019 年より東京・広尾のアトリエにて洋菓子を製造し、販売。アパレルブランドやアクセサリーブランド、メガネブランドとのコラボやケイタリングなども行う。

Instagram＠yogashimoiira

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